AMFとは→ごあいさつ
AMF開催メッセージ
東日本大震災の被害の大きさと、いつまでも続く余震、収束の見通しが立たない原子炉事故に心を痛めています。それで、一時は大会の開催延期も考えましたが、様々な事情を検討し、祈った結果「こんな時だからこそ」開催することを決断しました。
イスラエルからの講師は、いずれも開催に賛成で、特にピーター・ツカヒラ師からは巻頭言のように、特に強い励ましをいただきました。「神の津波」の著者でもあるツカヒラ師は、今回の巨大津波に預言的なメッセージを感じておられるようです。
*韓国での打合せ
AMF2011開催の決断を伝えるために、5月に韓国を訪問して来ました。韓国では、福島からの放射能漏れで一時はパニックが起こったこともあり、金浦空港にも放射能検査装置が設置されていましたので、少し驚きました。
イスラエルを愛する様々なクリスチャン団体から、10人余りのリーダー達が集まってくれて、AMF2011のソウルでの開催を再確認することができました。アジアのクリスチャンとイスラエルのメシアニック・ジューが「新しい一人の人」(エペソ2:15)として再臨の主をお迎えするという、大会のビジョンも確認され、共に祈りをささげることができました。
ソウル大会は単独の団体ではなく、イスラエルのビジョンを共有する様々な団体が結成するネットワークとして主催されることになり、大きな会場が必要になって来たため、新会場の確保交渉が進んでいます。次号のニュースレターでは、会場や時間、日本からの参加ツアーなどについてもご案内できるでしょう。
*終わりの日は近い
マタイによる福音書23~24章には、終末に関する重要な預言が記されています。まずエルサレムの住民が「主の御名によって来る者に祝福あれ」(23:39)と言わなければなりません。現在、エルサレムに再びユダヤ人が戻り、メシアニック・ジューたちが増えているのは、皆様もご存知の通りです。
次は反キリストの出現(24:5)です。これが何を意味するのかは、議論の余地があるでしょうが、すでに聖書の時代から反キリストは多数来て(Ⅰヨハネ2:18)いました。
そして戦争と戦争のうわさ(24:6)です。中東全体でテロリストと正規軍の非対称な戦争が泥沼化し、今やイスラエルの新聞で「もうすぐ大戦争が起こる」という記事が載らない日はありません。
次に書かれているのが地震です。メシアニック・ジューの出現と大地震は密接に関係しています。つまり終末は刻一刻と迫っているのです。
*1万メートル走のように
日本の私たちは、終末が近づいたことを喜ぶべきなのでしょうか。私たちの花婿がエルサレムに帰還される日が近づいているのは、喜ばしいことです。しかし、まだ福音を知らない私たちの周囲の人、家族のことを考えれば、喜んでばかりはいられません。主を知らない99%の日本人にとって、終末は滅びを意味するからです。お隣の韓国なら、かなりの人々がクリスチャンなので多少は安心かもしれませんが、少なくとも私たちにとって終末の接近は大変な知らせなのです。
宣教は長く苦しい戦いです。日本での戦いは、ちょうど1万メートル走のように、1周400mのトラックをぐるぐる回り続けて来ました。新しい運動や教会が生まれ、やがて衰退するというサイクルが続くばかりで、いつまでも1%の壁を破ることができません。しかし、ついに最後の1周を告げる鐘が鳴らされました。走者たちが鐘を聞いてラストスパートをかけるように、私たちも最後の力を振り絞って、この競争を走り抜かなければなりません。
「これ以上、力なんか出ない!」と私たちが叫ぶのを見越して、神はすばらしい作戦を用意されました。それが、イスラエルなのです。永久に地上をさ迷うと信じられていたイスラエルが約束の地に帰り、罪から救われる時に、それを見た諸国民が主を知る(エゼキエル36、ローマ11など)と聖書は記しています。
このご計画が私たちの目前で進んでいることを、できるだけ多くのクリスチャンに知っていただくことが、AMF2011の目的です。
*開催協力のお願い
AMF2011も、前回同様に様々な団体のご協力を得て開催したいと願っています。本格的な国際聖会となる今回の大会は、当日の運営に当たる様々なスタッフ、賛美奉仕者、ゲストのお世話などに前回以上に多くの人々の力が必要です。アジアが一つになるこの集会に、団体として、教会として、個人として、ぜひともご協力下さい!
AMF2011は、神学的な学びを中心としたセッションと、イスラエルを通じた主の御業に感謝し賛美するセッション、そしてイスラエルとアジアがメシアにあって一致するセッションを組み合わせたものにしたいと考えています。詳しいプログラムは追って発表させていただきますので、どうぞご期待下さい。